植物を育てる場所

ドライエリアで育てていた植栽を枯らせてしまった。失敗しながらでもいい、試行錯誤していこう、と気軽に始めたものだったけれど、やはりショックだ。思った以上にドライエリアの日当たりは良くないらしい。ちょうど日光があたる時間帯があるからと、鉢植えの位置を微妙にずらしたけれど、それもよくなかったのかもしれない。壁際では風もあたらず、じめじめした空気をもろに受けたのかもしれない。ユーカリに関しては、葉の色が薄い緑から茶色っぽく変わってきた。これはまずいと思った。今朝、鉢植えを地下1階のドライエリアから1階の小さなバルコニーに移動した。光と風がよくあたる場所で、もう少し頑張って育てようと思う。

 

東林間に遊びに行くときに、よく立ち寄るカフェがある。大通りに面したマンションの1階、敷地内に入り込んでからアプローチするそのカフェは、入口前にびっしりと並ぶ鉢植えの植栽が豊かで、いつも清々しい気持ちで店内に入る。今日、コーヒーを飲みながらアイビーやワイヤープランツなんかを眺めていたら、それらの植栽がちゃんと日光を浴びて、風を受けてなびいていることに気づいた。それはそうだ。光と風。あともちろん水。それのどれが欠けても丈夫には育たないであろう。こうやって育ててあげなければ、と思った。

 

部屋にいる自分が目で楽しめる位置か、ということを優先するのではなく、あくまでも植物目線で。そこまでは意識していた。だから、窓越しによく見える場所ではなく、室外機からも離し(室外機の風を浴びるのは良くないだろうから)、ドライエリアに出なければ眺めにくい場所に、置いた。でも、大前提としてダイニングのある地下1階に置きたいという自分の中のちょっとしたわがままがあって、日当たりがあまり良くないという悪条件から目を逸らしていた。そのことに今日気づいた。