吉祥寺にあるお気に入りのセレクト本屋で出会ったパスタレシピ本は、パスタをつくるハードルを限りなく低くしてくれる。日本人が毎日ご飯を食べるのと同じように、イタリアではまた毎日のようにパスタを食べるのだそう。1か月30日、いろいろな素材を使ってつくるパスタには無限のレシピがあり、気負わずつくったらいいのだということを教えてくれる。今日はこの野菜とこのおかずがあるから、それを使ってこういう味付けにしよう、なんて考えるのも面白いかもしれない。
炭水化物過多で身体が気になる自分だが、なかなか抑えられない。米と麺とを両方食べた時の罪悪感にも最近は慣れつつあって怖い。米自体が悪いのではなく、それをたくさん摂取するから問題なのだ。そうやって炭水化物を減らそう減らそうとするけれど、気持ちと現実との差は開くばかり。そこへきて30日のパスタ。あくまでもパスタが悪いのではない。つくること自体を楽しみながら、そして味を楽しみながら、少しづつ食べればよい。