願い事

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地下鉄の構内で、七夕まつりのコーナーをみかけた。願い事を自由に書いて、笹につけるという、東京メトロの演出。結構な数の短冊が吊るされていて、面白かった。

 

「思ったことは、叶う」なんて言葉はよくビジネス書でも見るし、まぁ確かにそうなんだろうな、と思うことはある。だけど、そういう精神論に「ちょっと待ってよ」と異議を唱えたくもなる。願い事なんて七夕で短冊に書いて叶うようなことじゃないだろう。それよりも論理的に実現するためのルートを探そうよ、と思ってしまう。

 

それでも、こんなにたくさんの(チラッと見る限りは、大真面目な目標から「なんじゃそりゃ」と言いたくなるようなものまであったけれど)願い事が書かれた短冊を見ると、人って「願えば叶う」という考え方が好きなんだな、と思う。そして、自分も、こういうイベントに便乗して、言うのも恥ずかしいような願い事を書いてみたくなるんだ。短冊に書こうとする以上は、その願い事が叶って嬉しい気持ちになっている自分を頭に思い描くわけで、そんなウキウキした自分を想像しながら、短冊に言葉を書いていくんだ。

 

「ベタに行こう」そう突き動かされた気がして、つい自分も、書いてしまった。叶うかどうかは自分の行動次第。書くか書かないかは、あまり実現のするしないに影響しない。ただ書いて安心するんじゃなくて、あくまで自分で、実現するためのルートをちゃんと考えましょうよ。

 

一億総ツッコミ時代 (星海社新書)

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