Season13-13 人生最良の日

シーズン13 第13話「人生最良の日」

 

1.

茨城のガソリンスタンドで、経営する男が遺体となって発見された。現金が奪われていたことから、強盗殺人の疑いがかかる。

 

2.

麻薬事件の摘発の手伝いで張り込みをしていた右京は、不審な女性に出会う。服装と持ち物が不釣合いであることに気づいた右京は、彼女のバッグの中に札束を見る。彼女はいったい何者なのか。

 

3.

そのころ伊丹は、ホテルで女性が死亡している現場にいた。女性が薬物をもっていたことから、女性が覚せい剤の売人である可能性がある。ホテルへ女性とやってきたという男の行方を追う。

 

4.

その男・四宮は、実はミュージシャン。かつてヒット曲を生み出したが、その後は活動しておらず、暴力団とつるむようになっていた。麻薬の取引であることに気づかずに女性とホテルへ行き、女性に死なれ、取引が頓挫してしまったことから、大金を工面するよう突きつけられる。四宮は、起死回生のライブに臨む。

 

右京が追う不審な女性と、一攫千金を狙うミュージシャン。この二つのストーリーが結びついたとき、彼女にとっての「人生最良の日」となる。

 

目立つような仕掛けがあるわけではないのだけど、分かりやすく刺激的な展開はないのだけど。なんか、きれいな話だなぁ、と感動してしまった。いわゆる残酷な殺人事件が起きておらず、平和であるからかもしれない。だけど、なんだろう、さしずめ、「二十世紀からの復讐」(Season6-15)を観たときのような、なんかすっきり合点がいく、というのとはちょっと違うんだけど、なんかいい話ダナ、とじんわりくる感じ。

 

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外へ出よう、良い人生を過ごそう、とする女性の気持ちが、「人生最良の日」という曲に集約されていた。こういう、地味に涙を誘うストーリーが、好きです。