GLAY×幕張

先日、幕張メッセでGLAYのファンクラブ限定ライブがあったということを知り、そういえば、幕張はGLAYにとって重要な場所であることを思い出した。いまこうして、その幕張で仕事をしていることを、少しだけ誇りに思う。


海浜幕張駅を降りて左手側、つまり海側へは、とは言ってもあまり行くことがなく、恥ずかしい話、「幕張メッセ」には行ったことがない。マリンスタジアムも、中には入ったことがない。仕事中、車で海沿いの道を通る時がすこしあるくらいだ。(海無し県にいたぼくにとっては、とてもきれいとはいえない東京湾でも十分すぎるほどいい景色で、若干開放的になって危うく事故起こしそうになる)


20万人という日本一の動員数を記録したその場所は、行ったことがないのでよく分からないけれど、たぶんファンクラブに入ってなくても、歩道橋かなんかから見物できるであろうから、たぶんその日、幕張は人であふれかえっていたのだろう。決して本数が多いとは言えない府中本町行の武蔵野線なんかは、きっと帰りの時間は地獄だったんだろうな、と想像してみる。


GLAYは、大好き、というほどではないが、嫌いなところが何一つ見つからない、いってみれば完璧なバンドだと思う。嫌いな人、いないでしょう、きっと。自分で買った初めてのCDである「HOWEVER」を、当時それこそCDの裏面が擦り切れるんじゃないかと思うくらい何度も聴いて、短いギターソロから最後のサビに入るところで体中に電流が走っていたのを思い出す。


そんなGLAYの、ぼくにとっての最高傑作、「SAY YOUR DREAM」のプロモを今日youtubeで何気なく見ていて、初めて見たわけじゃないのに、そのプロモの域を超える完成度の高さに感動した。長いけど。



GLAY / SAY YOUR DREAM


名曲にこういう映像作品を結びつけるあたりに、今更ながらフツーのロックバンドとは根本的に違う何かを感じた。これ見て感動しない人、いないでしょう、きっと。


こういう「なにかの時に励みになる曲」と言えるような名曲を平気で世に送り出すところが、GLAYのすごいところだと思う。そんなGLAYがまた幕張に来たら、一度はその興奮の渦の中に入ってみたい。渋滞嫌いのぼくには耐えられないかもしれないな。