Season4-10 殺人生中継

日曜日。自宅でぐうたらネットサーフィン。
たまたまYoutubeで見たラーメンズのコントに見事にハマッた。
彼らのコントはもはやコントの域を逸脱している。
まるで不思議な小説を読んでいるかのよう。
彼らの作品を見て、小説の世界にはまりつつある。

そんな、フィクションの世界に面白みを感じるようになったきっかけであろう、大好きな刑事ドラマ「相棒」
これも立派な小説。最後に大どんでん返しのある「芸術作品」

そんな「相棒」の大どんでん返しのすごさを紹介する当カテゴリ。
今日はシーズン4の第10話「殺人生中継」です。



セントラルテレビの人気アナウンサー・八木沼リカ。彼女が天気予報を読んでいる生放送の真っ最中に突然悲鳴が。カメラとともに悲鳴が聞こえた方に向かうと、同局のアナウンサー、綾瀬圭子が仮眠室で死亡していた。

綾瀬は以前からストーカーの被害に悩まされていたという。そのストーカーによる犯行か??

右京は、かなりの近眼である圭子がメガネをかけずに仮眠室に侵入者を招き入れたことに疑問を抱く。侵入者は圭子と親しい関係の人間か?また、仮眠室は窓が開いている状態だった。喉を大事にするはずのアナウンサーが窓を開けたまま仮眠するだろうか?

ささいな疑問点をつなぎ合わせて、一つの結論を導き出す右京。そしてその結論は、驚くべき方向に向かっていく・・・


ストーカーの正体は?その疑問を突き詰めていくと、予想だにしない真実が待ち受けていました。
決して存在感のあるストーリーではないけど、オチにはびっくり仰天しました。
「相棒」ならではの、言い換えれば「相棒」でしか表現できないようなテーマ、と言ったほうがいいのでしょうか。
「同性愛」にしても、「親バカ」にしても、決して万人受けするようなテーマではないものをこうも簡単に表現してしまうところが、「相棒」のすごいところだと思います。


最後に、何度でも声に出して読みたい心にしみるせりふ。

「わたし、必死に頑張ったんですよ。アナウンサーになるために、あの人に近づくために、死ぬほど勉強したんです。あの人が発声練習をしろと言えば喉から血が出るまでやりました。あの人がダイエットしろと言えば倒れるまで断食しました。あの人に気に入ってもらうために・・・わたしはこんなに努力しているのに、それなのに、おかしいじゃありませんか」

この大どんでん返しはぜひDVDか小説で見てください。