Season2-6 殺してくれとアイツは言った

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シーズン2 第6話 「殺してくれとアイツは言った」



人気小説家の菅原(役:大杉蓮)の自宅に、脅迫状と切断された人間の指が送り付けられてきた。菅原は前日にラジオに出演し、その際に「一度でいいから命を狙われてみたい」といった挑発的な発言をしており、それに対する挑戦ともとれる脅迫状であった。菅原の友人である小野田官房長から依頼を受け、右京と薫は菅原を守ろうとする。


しかしその甲斐もむなしく、数日後、自宅に届けられた小荷物が爆発し、妻が死んでしまう。「どうしてこんなことに・・・」意気消沈する菅原だったが、手の込んだ爆弾を作った計画的犯行にしては、菅原の不用意な発言からさほど日数がたっていないことに疑問を抱く。


数日後、またしても切断された指が送り付けられてきた。「もう命を狙われるのは散々だ!」自棄になった菅原は急きょ記者会見を開き、自分の命を狙う犯人確保者に懸賞金を出すと言い出す。さらに、「俺を殺せるものなら殺してみろ」と、またしても挑発的な発言をする。すると今度は「今回は見逃してやることにした」という文書が届く。「これで一件落着」とほっとする菅原だったが、右京は何か腑に落ちない。


やがて、犯人と思われるホームレスの遺体が発見される。切断された指と、送り付けられた指も一致した。安心した菅原は、スペインでのんびりと暮らすといって空港へと向かうが、そこに右京と薫が立ちはだかり、事件の真相を暴く。





思い返してもかなり衝撃的なストーリーである本作は、シーズン2の要のような話だと思う。


挑発的な発言がきっかけで妻を失い、意気消沈する小説家。


しかしその真相は、ものすごい恐ろしいものだった。


真相を暴いたものの証拠はなく、結局本作内では事件は解決しません。


しかし、ラスト、その真相云々なんてどうでもよくなるほどの衝撃が襲いかかります。


ラスト30秒くらいで大大どんでん返しがあり、「えっそれで終わるのぉ??」みたいな感じで幕を降ろす。


そんな展開がスリリングですごい。


最後の最後まで見逃せない傑作だと思います。