管理組合のサポートをしているコーポラティブハウスの臨時総会に出席した後、仙川へ。用を済ませた後、つつじが丘駅にある啓文堂書店に立ち寄った。小さい書房のフェアがあるというのでチラ見する。
小さい書房の本にはお気に入りが多く、いわゆる一人出版社というものの存在を意識したのも、この出版社が最初だと思う。いまは一人で出版社を運営するといってもそう珍しいことではないのかもしれないけれど、たくさんの社員を抱える大手出版社が多数あるなかで一人出版社が成立しているという事実は、もっと自由な仕事への取り組み方があるのだという勇気を与えてくれる。
並んだ本を眺めながら、まだ読んでいない数冊を手に取ってパラパラとページをめくる。「大人のOB訪問」さまざまな仕事をしている人目線での社会が描かれていて、特に配達員のツラい現状が目に留まり、思わずレジに運んだ。
他人の仕事を通して知る社会。他人の仕事を通して知る他人の生き方。自分の生き方と比較しては、自分はこうあらねばならないぞと背中を叩く。いつも、他人の生き方と比べて、このままでいいんだと安心したり、このままじゃいけないと軌道修正したりを繰り返している。