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シーズン8 第5話 「背信の徒花」
鑑識課を訪れた右京と尊。その時米沢は、列車の窓からの風景を撮影したビデオを鑑賞していた。「えっ・・これのなにが楽しいんですか?」そう聞く尊に、列車マニアの気持ちは分からないと怒る米沢。その時右京は、画面上の一点を指し示す。山奥の駅のホームの映像に映っている一人の男。その男が、先日死亡した国土建設省の官僚・三島にそっくりだというのだ。
ビデオの撮影日は、三島が死体となって発見される前日。しかし三島が映っていた駅は、死体が発見された現場からだいぶ離れた間宮村の駅だった。三島はなぜ間宮村へ行っていたのか?気になった右京が三島の当日の足取りを追う。
間宮村といえば、国土建設省が長年かけて高速道路の建設計画を進めていた場所だった。三島はその計画を推進する立場の人間だった。建設計画に反対する村人との間でトラブルがあったのか?右京と尊は国土建設省を訪ね、三島の同僚の片倉から話を聞く。しかし片倉は、当日三島は間宮村へは行っていないと言い張る。
真相を確かめるために間宮村に行く右京と尊。そこで一軒の老人ホームにたどり着く。三島はここに何度も訪ねてきていたようだ。高速道路計画のそばでひっそりとたつ老人ホーム。そこに三島が何度も来ていた理由とは?
背信の「徒花」は「あだばな」と読むそうです。
意味を調べると、
徒花:咲いても実を結ばずに散る花。転じて、実(じつ)を伴わない物事。むだ花。
(出典:大辞泉)
だそうです。
自分の立場や組織を裏切って行動した結果、それが殺意のタネとなってしまう。
非常に悲しい話ですが、それ以上に、真犯人の犯行動機には憤りを感じました。
最終的に実を伴わなかった背信行為を、老人ホームにあった咲かない花と重ね合わせているのが象徴的でした。