Season8-17 怪しい隣人

シーズン8 第17話 「怪しい隣人」


ある家に3人組が入り込む。いないはずの住人がいたことに驚くも、彼らを監禁し、何かをたくらんでいる。


一方、9年前に発生した現金輸送車襲撃事件の遺留品であるハンカチを名和田宅へ届ける右京。名和田氏は当時の現金輸送車の運転手だった。9年たった事件はまだ解決しておらず、紙幣番号が控えられているにもかかわらず盗んだお金が使われた形跡がなく、犯人は捕まっていない。
その帰り道、右京は名和田宅の隣の家の窓ガラスが割れている事に気づく。その家こそ、先の3人組が押し入った家だった。右京が窓ガラスの件を伝えると、彼は「部屋の模様替えをしていたら割ってしまいました」と言う。ガラスの破片は部屋の中に散らばっているのに?ささいな疑問から、右京は異変に目をつける。


名和田宅に戻って事を説明し、名和田宅から隣家を監視する右京。その間、右京の指示で3人組の正体を暴いていく尊。そして、右京は警備会社の営業マンに扮して再度隣家に接触する。


不法侵入&監禁がばれることを恐れる3人組。しかし、ふとしたきっかけでその家の中の状況が一変し、事件は思わぬ方向へ進んでいく。


はたして、3人組の真の目的とは??





リアルタイムで見られなかった今作も、今回録画したものをやっと見ました。
これも傑作。
相棒ならではの社会派ストーリーとは違い、軽いご近所トラブルみたいな感じですが、それでも、緻密につくりこまれたストーリー構成はさすがです。
3人組の真の目的がわからないまま、そっちのことはすっかり忘れて事件解決に向かいます。
そして大ラスト。間抜けな3人組の予想以上にスケールのでかい計画に、思わず吹き出してしまいました。
「ズッコケ3人組」の間抜けさと、それでもこれから頑張ろうと(「だって俺たち、穴掘るの好きじゃないですか」)誓い合うひたむきさに、心温まりました。


重箱の隅をつつく右京とそれを疎む尊。
ふたりのやり取りも絶妙です!!