昨日、久しぶりに「マジカル頭脳パワー」なるオバケクイズ番組があったことを思い出し、youtubeで検索してみたら、けっこう懐かしい映像を見ることができた。出演者がみんな若かったのもビックリだったが、それ以上に、それこそ10年以上前のクイズ番組なのに、出題されている問題の質が高く、いま見ても楽しめるところがもっとビックリだった。そんなことを考えながら大量の過去映像をダラダラ見てたんだから、結局昨日否定した、テレビをボーっと見て時間を無駄にすることと大差ないことをしていたことになるのだが。
過去映像を見ながら思い出した。たしか初恋の芸能人は加藤紀子であることを。
森さん(出題者)「頭に『う』のつく・・・ながいものは?」
加藤「う○こ!」
こんな放送禁止用語を平気で口にしちゃって、後々まで所さんに語り継がれるあたり、フツーの人ではない。しかし、そんな彼女も今でいうところの「おバカタレント」に該当するかというと、決してそうではない。マジカルバナナにしてもマジカルクラップにしても、意外に最後まで残っていたりする。結構瞬発力を発揮したりする。決して所さんに「う○こ加藤」と罵られてそのままで終わるような人ではない。
そんな彼女を最近見かけなくなり、何をしているのだろう、しばらく前フランス留学をしていたことは知ってたけど、帰ってきてからどんな活動をしているのだろう、とふと思ってブログを見たら、ネットラジオのDJをやっているとのこと。しかも、三日坊主みたいな感じかと思いきや、なんと放送回数300回を超えているとか。加藤さん、失礼いたしました。
そのインターネットラジオを聞いてみて、吉本新喜劇のコヤブさんがお笑いと音楽をミックスした春フェスを主催してるとか、それに加藤紀子がでるとか、それが昨日今日の二日間のことだとか、ひょんなことからリンクがつながり、新しい情報を得ることができた。これがインターネットのいいところだろうか。今まで知りえなかった情報をいとも簡単に仕入れられる一方、無限に広がるリンクの輪に飲み込まれると情報洪水に溺れて脱出できなくなる。
ぼくの初恋の人が「あの人は今」みたいに思われてしまうような存在ではなく、いまも別の形で自分のやりたいことを形にしているのを見て、安心するとともに、やりたいことを形にすることの素晴らしさを実感した。例えフランスが好きでも、長期間留学するほどの行動力はぼくにはないし、語学の勉強に費やすエネルギーだって、ぼくの体内にはまずない。「じゃぁなんの勉強だったらエネルギーを費やせるだろう」と問いかけてみても、いま即答できるような分野がない自分が悔しい。「建築!」て言うのもカッコいいけど、大学で挫折して以来、建設会社で働くいまも「なんちゃって建築学科」と自分で言っちゃうくらいだから、たぶん費やせないな。だから何かしら探そう!