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シーズン3 第17話 「書き直す女」
ヒロコママに誘われて舞台を観に来た右京と薫。プロデューサーと仲良しのヒロコに連れられて主演女優のななみ(役:高畑淳子)の楽屋を訪ねる。するとそこに、脚本担当作家の武が自宅で死んでいるとの電話が入る。
被害者の武は自宅で何者かに殺害されていた。その死亡推定時刻は、自宅からずいぶん離れた場所で舞台のリハーサルの真っ最中で、関係者には全員アリバイがあった。しかし右京と薫は、ななみと武との間にトラブルがあったことを突き止める。ななみは武の脚本を度々無断で書き直しており、武に嫌われていたようだ。
ななみが怪しいが、彼女には完璧なアリバイがある。右京は、ななみのささいな言動、そして武が食べたはずの出前の寿司と、胃の内容物にささいな違いがあることに気付き、そこから真相を暴いていく・・・
「相棒」得意の職人ネタシリーズ。
ベテラン女優による完全犯罪に右京が挑みます。
シナリオは結構驚きの連続。
実は殺意を抱いて殺そうと思っていたのは作家の方。
自分がその時間、自宅にいたという偽のアリバイをつくって犯行を企てる。
しかし、そこで女優の返り討ちにあう。
呆然となりながらも、すべてを悟った女優が、そのアリバイ工作を巧みに使って完全犯罪をつくろうとする。
したたかな女優のあまりの冷静さにゾッとします。
寿司と胃の内容物がちがう理由を探るために、「花の里」で特上寿司と弁当寿司とのネタを比べる。
そんな右京と薫が面白い。