外は冷たい雪

こんだけ目に見えて降るのも久しぶりな気がする。


昨日は凍えるほど寒かった。


今日は一歩も家を出ていない。


出ようと思ったけど、やめよう。


こういう時こそ、家で極楽の3連休を満喫するに限る。


「昔はホントに寒かった。雪が降るのも、道路が凍るのも当たり前だった。今は雪が降っただけでニュースになる。」とだれかが言っていた。


確かにぼくも小さいころを思い返すと、水たまりに薄く張った氷を踏みながら学校に通っていた記憶がある。


あの「パリッ」が幼心に快感をもたらした。


霜柱が突き出た土の上を踏んだ時に足の裏に感じる感触。


あの感触があるといだけで通学路が楽園になった。


いま、ほとんどその快感を経験することがない。


あるけど気付かないだけか?


だれのせいというわけではないが、なんか少し寂しい気がする。


でも、寒いのが大嫌いなぼくとしては、それだけ寒さが和らいだという点では若干喜ばしくもある。


「夏と冬、どっちが好き?」という質問に、真剣に悩む人がいる。


「ぼくはジュウゼロ(10:0)で夏ですね」という人に対して「はぁ?」と本気で驚くその人に言わせると、それぞれにいいところがあり、どっちが好きとか言えないのだそう。


そういう人もいるんだ・・・


ぼくもほぼジュウゼロ、厳密にはキュウイチ(9:1)くらいの割合で夏のほうがいい。


というか、寒いのはしんどい。


暑くて汗がでるのも不快だけど、まだ耐えられる余地がある。


でも冬の寒さは耐えられない。


体が動かなくなる。


だから早く雪も溶けて、暖かくなることを切に願う。