Season7-10 ノアの方舟

相棒 season 7 DVD-BOX 1

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価格:13,410円(税込、送料別)

シーズン7 第10話 「ノアの方舟


首都・東京で突然の停電が起きる。原因は、地下の電線管が何者かに爆発されたことだった。その爆発をほのめかす声明文が送られてきていた。発信者は「ジャッカロープ」。地球を環境破壊から守るためなら強硬手段に出る、いわば「エコテロリスト」。「ジャッカロープ」は、以前にも羽田空港の輸送コンテナを爆発していた。


そんな折、法務大臣の瀬田が小野田に相談を持ちかけてくる。瀬田の息子の和哉が行方不明になったというのだ。和哉は大学で環境の研究をしているが、ここのところ大学を休んでおり、音信不通だった。小野田から秘密裏に和哉の捜索を任される右京。内密に捜査することに疑問をもつ。というのは、停電を起こした爆発現場に和哉の腕時計が落ちていたこと、また、和哉が大学でジャッカロープのメンバーと面識があったことから、和哉がジャッカロープのテロに関与している事が疑われ、もしそうであれば瀬田大臣の責任問題になりかねない。だから極秘に、和哉がテロに関与していないことを確かめなければならない。そして、法務省から姉川(役:田畑智子)が派遣され、右京と一緒に捜査する事になる。姉川は和哉がジャッカロープと関連していないことを証明しようと意気込む。

瀬田大臣は、大臣になる前は弁護士をしており、あらゆる環境問題に立ち向かってきた。国を相手にした環境裁判では、国が負けて上告しようとするも、瀬田大臣は上告に反対していた。


和哉の自宅や研究室のデスクを見て、和哉が左利きであったことをつきとめる右京。しかし、爆発現場に落ちていた腕時計の状況は、和哉が左手に腕時計をしていることを示していた。左利きの人間は右手に腕時計をつけるはずだ。そんな疑問から右京は、何者かが和哉がテロリストであることを疑わせるためにわざと現場に和哉の腕時計を残したのではないかと推理する。

そして、和哉の自宅に残されたメモ書きから、駅のコインロッカーにたどり着く。そこに残されていた蝋から、パーティーの招待状にたどり着き、右京と姉川は、環境問題をあつかう豪華客船パーティーにもぐりこむ。

そこには、菱河コーポレーションの社長と営業部長がいた。菱河コーポレーションは、以前羽田空港のコンテナ爆破事件で納品するはずの環境製品を爆破された被害者で、右京と姉川は前にも捜査で会っていた。その船上で、和哉と同じ大学に勤める根津が殺され、パニックになる。


はたして和哉はエコテロリストなのか?右京と姉川が真実を探る・・・




シーズン7の元日スペシャル。


薫ちゃんが卒業して最初のストーリーは、新相棒(?)の姉川が加わり、法務大臣の息子を探す、というもの。


かなり長くてかなり重くてかなり規模のでかい事件です。


聖書にでてくるノアの方舟の中で、神が洪水で人々を滅ぼし、もう滅ぼすことはないと誓い、虹をかける「契約の虹」


その「契約の虹」を失った現代社会(環境破壊を繰り返す現代社会)に対して強硬手段に出るエコテロリスト


その見えない敵を追って、右京と姉川が「ノアの方舟」を連想する豪華客船に潜入する。


「バベルの塔」にしてもそうだけど、こういう一つの象徴的なテーマがあって、それに沿ってストーリーが展開していく点、これが「相棒」の醍醐味と言えます。


ストーリーは多くの要素が絡み合っていてなかなか頭の中でまとまらないんだけど。


環境破壊によって家族を失った一人の男が、復讐のために引き起こした今回の一件。


簡単にそうまとめてしまえばそれまでですが、法務大臣を失墜させるための大掛かりな復讐は、ものすごくスリリングで、一方であまり現実的ではないかな。


今回右京の相棒になった姉川さんもいい味出してました。


犯人の自殺をとめる勇気ある行動。シビれました。


法務省のエリートなんだけど、時々見せる人間らしいところがステキでした。


もう出ないのかなぁ・・・