9・11

9月12日。日曜日。


昨日は9・11だったんだ。



何にもしてなくて眩暈がしそうなくらい平和な土日。


今日だって、サティに1週間分の買いだしに行ったくらいで、ほとんど家にこもってた。


いつものことながら、家の中で寝てたりネットサーフィンしてたりをダラダラと繰り返し、夜になって、結局何も建設的な事に時間を費やすことができなかったと悔やむ事になる。


ダラダラしてるときは、そうしていることが一番楽で、一番の休日の使い方だと思っているのだが。








今年はそんな9月11日を、そんな悪循環のなかで過ごした。



思い出せば9年前。


テレビの画面越しにみた衝撃的な映像。


超高層ビルという本来壊れないはずのモノが一瞬にして溶けるように沈んでいく様は、ぼくにはまるでプラモデルのようにあっけなく映った。


プラモデルとは全然違うのに。


そこには人間がいるのに。


完全にそのニュースで特番となり、普段のテレビ番組がみられなかったことを「なんだよ、ったく・・・」と思っていたことを思い出し、腹が立つ。


テロの背景とかそういう難しいことはいまだによくわかんないけど、あまりに衝撃的過ぎる映像を9年後のいま思い出し、こうして平和にネットサーフィンしてる自分に罪悪感を感じてしまう。



といってちょうど同じ9月11日だからといって、ぼくがなにをするということでもないが、あのときの自分と今の自分とで違うことは、あの出来事の背景だとか、それによって世界がどうなったかとか、そういうことを頭をつかって考えられる程の脳のキャパシティができたことだろう。


当時はそんなこと考える余裕もなかった。バカすぎて。


でも、今は当時と同じバカじゃ困る。


9・11

世界で何が起こり、世界がどうなったか、これを機会に考えるようにしたい。