ぼくが読んだ本を紹介する「読書」カテゴリ。
今回はこれ。
「仕事するのにオフィスはいらない ノマドワーキングのすすめ」佐々木俊尚 光文社新書
ノマド=遊牧民。
毎日事務所に勤務するのではなく、さまざまな場所を転々とする仕事スタイル。
お客さんの事務所であったり、カフェであったり、自宅であったり、場合によっては電車内であったり。
逆に言えば、場所がどこであっても仕事ができる、そんな道具がある、ということ。
そんなことを可能にするのがインターネット。
さらに言うとクラウド。
クラウドコンピューティングが、21世紀のノマド的(遊牧民的)な仕事を可能にします。
これを読むたび、そんな仕事スタイルにあこがれるんですけど、でも自由というのは裏をかえせば自分に対して責任を伴うということで、外からのさまざまな誘惑に負けずに自分をコントロールできる自己抑制力みたいなのがなければ、仕事人としては成功しない。
それをこの本のなかでは「アテンションコントロール」といっています。
仕事をしないでサボってても誰からも何も言われない、その代わりそのツケは100%自分に返ってくる。
ぼくは自己抑制力が弱いからたぶん無理だろうな・・・
でも、このような仕事スタイル、決してジャーナリストやコンサルタントなどの一部の独立した人だけにあてはまるものではなく、建設営業をしているぼくも近いところはあると思う。
普段はほとんど外出してるし。
これでノートパソコンでも持ち歩いて、そこらの喫茶店でノートパソコン広げてインターネットに接続し、クラウド上のフォルダの中から書類をだして資料をつくる。
これこそまさにノマド。
「仕事は事務所でするもの」という常識が、今後多くの人にとって常識でなくなるのではないでしょうか。
これを読んで、ノマドに比較的近い仕事スタイルのぼくは、もっとクラウドを使いこなせるようになろうと胸に誓った。
そうすれば、仕事が今まで以上に面白く、かつ効率的になるだろう。