2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

本を贈る

ずいぶん長い間、本屋で何度も見かけては目をそらし、を繰り返していた。手に取らなかった理由を言葉で説明するのは難しい。ある時は手持ち不足で。ある時は別の本が目的だったから。そしてある時は・・・自分にとって大事な本としての匂いがするのだけれど…

音楽との出会い方

去年の紅白歌合戦にも出場したそのミュージシャンの曲をカーステレオで聴きながら、最近の音楽との関わり方をふと考える。10年15年前の自分だったら、たぶんこの曲を聴いても、良いと思わなかったんじゃないかと思う。なんだよ、大衆受けを狙っちゃて、なん…

一人出版社の10年

好きな本屋がトークイベントを企画しているとSNSで知った。一人出版社「夏葉社」代表の島田潤一郎さんが起業してからの10年を振り返る、というもの。これまででは考えられなかったようなことも仕事になりうる、それだけ自由に働くことができる社会になってき…

みせのなまえをかんがえる

吉祥寺の本屋さん「青と夜ノ空」で、言葉を扱うワークショップがあるということで、興味があったので参加した。詩人であり、雑誌「nice things」の巻頭でも詩めくりを連載しているウチダゴウさんが講師。喫茶店や本屋、家具修理工房など、さまざまなお店が書…

THE YELLOW MONKEYと歩む2020年と妄想

去年は、THE YELLOW MONKEYの待望のニューアルバムを聴くことができた。それだけでも心がほくほくなのだけれど、彼らにとって初となるドームツアーが発表され、そのうち一日のチケットを幸運にも得ることができた。今年もいいことがある。eプラスには足を向…

塑する思考

「柔よく剛を制す」という言葉があるけれど、この柔は「弾性」か「塑性」か。この問いに触れて、自分は弾性的であるのが良いのか、塑性的であるのが良いのか、考えるようになった。 外からの力によって変形した後、元の形に戻ろうとする性質が「弾性」。これ…

2020

2020年。元日。 大みそかは、紅白歌合戦を観ながらの年越し。紅白に出ている歌手だけがその年のすべてを語っているわけではもちろんないけれど、こうして美しいものを見て、美しい歌を聴いていると、元気が出て、自分もそういう美しいものを作り出す一員であ…