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くちぶえサンドイッチ

蔵書を一度リセットした。これからは、闇雲に本を増やしてまた本棚を満たしていくのはやめようと思う(もちろん、必要なモノは躊躇せずに買う。それは守りたい)。それでも、ここまで来たら、氏の本は、一度すべて揃えてしまおうかと思う。そうすることで、少しでも氏の考え方が身に染み付いて、暮らしがより快適になりそうな気がするのだ。

 

くちぶえサンドイッチ 松浦弥太郎随筆集 (集英社文庫)

くちぶえサンドイッチ 松浦弥太郎随筆集 (集英社文庫)

 

 

本との付き合い方を、人との付き合い方のようにとらえ、丁寧に本と向き合っている氏を、本当にすごいと思う。

 

自分のことを伝えるということ。自分を意識してもらえるよう努めること。自分の気持ちを伝えるということ。そう思う心は、美しいんだって。きっと、「女を口説けない男が顧客を口説けるわけがない。だから恋をしろ」なんてぶっきらぼうに言ったかつての上司も、言いたいことは結局はそういうことなんだろう。自分が、真摯に、誠実に、正直に、真面目に、あなたと向き合っていますよ、ということを、ちゃんと顧客に伝えることができるか。自分(がいる事務所)が企画設計したコーポラに住んでくれて、自分に管理組合の運営補助を任せてくれている顧客に、感謝の気持を伝えることができるか。面と向かって対峙するよりは、パソコンのモニターを睨みながらメールでやりとりすることが多いのは確かだけど、それを機械的な意思疎通で終わらせるのではなく、血の通った人間同士のやりとりをする。それを、意識したい。

 

 

二日連続で同じパスタ屋に入り、二日連続で同じ席に座り、二日連続で同じ本を読んでいる。昔、学校に行かず喫茶店に入り浸って本を読みふけっていた時期があるという氏を、ちょっと真似しようと思ってみる。今日の店員さん、またとびきりの笑顔がかわいい。やっぱり笑顔はいいなぁ。