勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい

3連休初日。


例によって、昼過ぎまでぐうたら寝る。


相変わらずぼくにとっての土曜日は半日程度しかない。

明日から二日間、せっかくだからどこかへ行こう。





今日買った本。



「勉強会に1万円払うなら、上司と3回飲みなさい」前川孝雄著 光文社新書



流行の「効率論」とは真っ向から対立する挑発的なタイトルに惹かれ、購入。

現在読んでる途中。

でもすらすら読み進められる面白い本だったので、今回読書カテゴリに挙げました。




いや、この意見に対してぼくが賛成とか反対とか、そういった事が問題なのではありません。今本屋に行くとイヤでも目に入るいわゆる「自己啓発本」。その類の本でしきりに提唱されている「効率的な仕事術」とは逆の意見が聞けるのではないか、という期待から、買いました。


まだ半分くらいしか読んでませんが、基本的に著者の意見にはぼくも同意します。自分の「ビジネススキルアップ」のための読書が大切だということを、いろいろなビジネス書を読む中で感じてますし、実際たくさんのビジネス書を買って読みました。これからもビジネス書を読んでビジネス力を磨いていこうという気持ちに揺らぎはありません。
でも、「ビジネススキルアップ」という漠然として具体性のない言葉にとり憑かれたかのようにビジネス書を読み漁ることが、長期的に見た自分の仕事の成果に直結するかといえば、決してそうはいえない気もします。


「一緒に飲みたくもない上司の誘いについていき、無駄な時間とお金を費やすよりも、自分を磨く読書に時間とお金を費やすべき」というのが効率論。具体的に挙げれば、本田直之さんとか勝間和代さんとかが主張するのがそっちでしょう。

その逆が本書。「ビジネススキルアップ」という漠然とした言葉に踊らされるあまり、目の前の仕事もまだろくにできもしない段階から勉強に励む。
そうじゃなくて、「目の前の仕事をただがむしゃらにこなしていく中で経験を積んでいき、その結果として実力がつく」。上司からの誘いに二つ返事で乗り、仕事上のアドバイスを乞う。それが結果として上司にかわいがられることにつながり、仕事に直結する。

・・・確かにその通りだと思う。


いろいろなビジネス書を読もうとしているぼくにとっては「ドキッと」するような内容。でも、本書でも言ってますが、決して自己啓発本を読み漁ることを否定しているわけではありませんし、重ねて言いますが、ぼくも今後読書をやめて上司と毎晩飲み歩こうとはさらさら思ってません。ただ、誘われたら、誘ってくれた事に感謝する、その気持ちは持ち続けたい。気分的に断りたいこともありますけど・・・


会社のなかで仕事をするホントの意味とは?そんな問いに対する答えにたどり着ける一冊かもしれません。