吉祥寺のソファとサイドボード

趣味、と言えるほど深く知識を得ているわけではないが、このところ好きでのめり込んでいるものに、家具屋サイトめぐりがある。壁面本棚をつくったことがきっかけで、シンプルでかつ存在感のある家具が好きになり、いろいろなサイトを覗くようになった。

 

実家の近くの東松山に店舗があって、良質な家具を仕入れている家具屋の存在をつい最近知った。地図を見て、あの辺にこんな素敵な家具屋があったのか、とびっくり。倉庫の中にたくさんのヴィンテージ家具や照明器具、雑貨類が並んでいるのだとか。東松山で販売していて果たして儲かっているのだろうか、などといらぬ心配をしていまう。帰省時の楽しみがまたできた。

 

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吉祥寺にショールームがあって、椅子フェアが今日までということだったので、行ってきた。何十年も前から人に愛され続けた良質な椅子を見ることで、目の保養になればと思った。実際、そのデザインのシンプルさ、部屋にすんなり馴染むのではないかと思うような自然さがすごく良くて、刺激になった。

 

これかっこいいなぁ、こういうのが家にあったらいいなぁ、と思う一人掛けソファやサイドボードがある。調べたら、デンマークの家具デザイナー、ハンス・J・ウェグナーのデザイン家具だった。

 

一人掛けソファは「GE290」。松浦弥太郎さんの「日々の100」に登場する中目黒のソファに心奪われたのがきっかけ。正規品の値段を見るとびっくりするけれど、こういうソファでくつろぎたい、という夢は変わらない。

 

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日々の100 (集英社文庫)

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サイドボードは「RY25」。正面の扉がジャバラになっていて、一枚の板のように見えて実はそうではないのだとか。写真ではどう見ても一枚の板なんだけど、どうなってるんだ?と不思議な感覚に陥る、シンプルなサイドボードだ。

 

http://livedoor.blogimg.jp/bellbet_showroom/imgs/4/8/487cb65b.jpg

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こういう家具に囲まれたい、という漠然とした想いがある。それを実現するために、どうしようか、と時間をかけて考えるのが、楽しい。実は、正規品をそのまま買おうとは思っていない。なんとかそこにほんのちょっとだけ、自分のオリジナルを、というとおこがましいけれど、自分の色を加えたいと思ってしまう。モチーフは限りなくハンス・ウェグナーデザイン。そこに自分のこだわりを少しだけ。家具だって、もっと自由につくったらいいんだ。