- 出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ
- 発売日: 2012/10/17
- メディア: DVD
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かつて米沢と一緒に捜査したことのある相原(役:萩原聖人)が右京に相談をもちかける。若い女性を狙った通り魔事件が3件続けて起きていて、その犯人探しに協力してほしいという。右京はインターネットの掲示板で目撃者らしき書き込みを発見。犯行現場近くで、9年間引きこもっている青年宅にたどり着く。夜中にコンビニに行くために外に出る、という親の証言と犯行時間が一致し、捜査一課は彼による犯行を疑うが、相原は彼にそんなことができるはずがない、と言い張り、彼を守ろうとする。しかしその気持ちが空回りし、捜査を混乱させてしまう。
引きこもりの青年が見たものとは。そして通り魔の事件の真相は??
作中「火事息子」という落語の話が出てくるが、それがストーリーにマッチしていてすごい。親に見放されたと思っていたのが、実はそうではなかった、という感動のストーリー。そのストーリーが、9年間引きこもっていた青年を救う。
「アンテナの感度」人を思いやる言葉にも少なからず主観が入り込み、それが予期せず人を傷つけることがある。その感度の違いがすれ違いを起こし、通り魔事件に発展する。真犯人のビックリ度もさることながら、その動機となる怒りの感情には少なからず共感してしまった。「アンテナの感度の違いがすれ違いを生む」ありそうで怖い。
ラスト、涙を流す青年と一緒に、泣けてきます。必見。相原はちとウザイけど。