「モノより思い出」

9月19日。日曜日。


三連休を満喫中。


今朝は髪を切りにいつもの美容院へ。


毎度毎度、髪が伸びる速度が速くなってきてるような気がする。


でも、美容院のスタッフ達と会話ができる唯一の時間でもあり、とても楽しみでもある。


早めに行ったので、混んでなくてすぐに入れた。






いつも愛想よく、会話が弾む粋なマスター(以下:マ)「三連休どっかいくんすか?」


そんな粋な店長の会話力に圧倒されながらも、ハイテンションになって会話についていくぼく(以下:ぼ)「そうすねぇ〜、まだ考えてませんね・・・」


マ「今朝は早いっすね。朝食食べてきました?」


ぼ「いや、食べてない。大学までは朝食食べてたんだけど、ここ最近はなんかだんだん食べなくなってきちゃいましたね」


マ「えっそうすか?ぼくは逆っすね。学生時代は食べてなかったんだけど、今は絶対食べますね」


ぼ「ほんとうはそうじゃなきゃダメなんだよね。ぼくも朝食べないと、結局昼11時くらいになると腹減っちゃって、どうしようもなくなっちゃう。かといって早めに11時くらいに食べちゃうと、夜家に帰るのが遅いから、今度は夕方6時頃に腹が減っちゃって、どうしようもなくなっちゃう。だから、家に帰って作って食べるのも面倒なんで、結局帰りがけに食べに行ったりしちゃうんですよ」


マ「そうなっちゃいますよね。金曜日は何食べたんですか?」


ぼ「金曜日の夜はね、それこそ1週間おつかれ的な意味で、ご褒美みたいな感じでたらふく食べる。こないだの金曜日は駅のココ壱でチキン煮込みカレー600g食べました(自慢げ)」


マ「えっ!600g!?すごいっすねぇ・・・」


ぼ「ほかにはやよい軒だとかも行くし、もっと頑張ったときは、家に戻ってそっから車に乗って『むげん』とか『田所商店』とか行くし」


マ「なるほど、『むげん』はじゃあ一番自分のご褒美としてはランクが高いんすね。『わざわざ車だしていってるんだぞと』(笑)」


ぼ「そうそう、さらには『わざわざコインパーキングに停めてるんだぞと』(笑)」


マ「がはははは、そうなんすか!!」


ぼ「そうそう、『むげん』はぼくにとって最高のご褒美」


マ「食べ物以外で、何かご褒美って最近買いました?」


ぼ「最近は買ってないなぁ。年末にボーナスがでたら買いたいなって思ってるのはあるんすよ。ノートパソコンだとか、腕時計だとか」


マ「へぇ、いいじゃないっすか。そういえばぼく、こないだ最高のご褒美であそこ行きましたよ・・・姫路城!!」


ぼ「姫路城!!いいじゃないっすか。ぼく行ったことないなぁ。神戸はあるんだけど」


マ「やっぱね、ご褒美は『モノより思い出』ですよ。何かモノを買うっていうのは、それで終わっちゃうけど、それよりも、行ったことないところに行って自分の目で見て体験した事の方が絶対に楽しい。例えばテレビとかパソコンとか買って見るより、実際に自分で行って自分の目で見たら、めちゃめちゃ思い出になりますよ


ぼ「へぇ〜なるほどぉ・・・いいこと言いますねぇ」








・・・今日もなかなかいい話が聞けた。

「モノより思い出」そんな、言わばテレビでよく聞きそうな格言を改めて聞いて、単純に心が震えた。


まるで、あたりまえの仕事をあたりまえにこなすことの重要性を思い知らされたかのようだった。