他人の誘いでライブに行ったことがことがきっかけで好きになったミュージシャンというのは、実はそういない。まず自分で見つけて「好きになる」ことから始まって、その先に、ではライブに行ってみようか、となる。私にとってのその例外が、彼らだ。
クライアントが急遽行けなくなってしまったということで、チケットを譲っていただいた。もちろん彼らのことは知っていたし、「今宵の月のように」と「悲しみの果て」は大好きな曲だ。宮本さんの不思議なキャラクターも「HEY!HEY!HEY!」で観て知っていた。だけど、ライブで観た彼らのカッコよさは、それまでTV越しで観ていたそれをはるかに超えていた。
一曲目の「RAINBOW」でいきなり胸を射抜かれたから、それ以降「RAINBOW」はシングル曲に匹敵する好きな曲になった。息継ぎなしで全力疾走する感じ。なんだか雑な感じもするのだが、それが汚い感じでは決してなく、荒々しいと表現するのがぴったりだ。
白シャツばかり着て、それが似合う彼のルックスも、勝手に、そしてひそかに、手本にさせてもらっている。もちろんジャケット姿も。