高尾山企画

8月7日。土曜日。


妙典のまちには、浴衣姿のカップルが多数。


今日は江戸川の花火大会のよう。


その姿を目にするたび「はいはい、勝手にやっててください」と不貞腐れる自分が嫌いだ。


結果から言うと、そっちは全く見てません。


夢の中にいたため、花火の音すら聞こえなかった。


どうでもいいです、もう。




今日は、会社の元営業部署の部員と、高尾山へ登山に行ってきました。

朝7時前、平日より早く家をでて、電車に乗る。

前日、仕事終わりに同期といつもどおりガストで駄弁り、家に着いたのが夜中。

寝坊するわけにも行かず、ほとんど寝ずに出発。

9時前。現地着。

言いだしっぺの部長が渋滞で遅れてるとのことで、先に登りはじめる。

当初、後輩からは「所詮高尾山っすから、楽勝っすよ」なんて言われていたから、きっと楽勝なんだろうな、物足りないくらいなんだろうな、とたかをくくっていたのだが・・・

暑さあり、途中から勾配が急になってきたこともありで、だんだん足取りが重くなる。

先輩の子供がそれでも元気に歩いていたため、やるなぁと思いながら一歩一歩、歩をすすめる。

でも、あとどれくらいでゴールなのか、全然先がみえない。

1時間半くらい歩いたか、ようやく途中の展望台へたどり着く。


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雄大な景色に脱帽(帽子はかぶってませんでしたが)。

でも先はまだまだ。

遅れてきた部長と合流し、再び山頂へ向かう。

体内から水分を容赦なく奪っていく急勾配の階段。

歩幅を狂わせる中途半端な間隔の階段。

そして直射日光。

すべてが山をなめてかかっていたぼくの想定外でした。


スタートから2時間半くらいは歩いたか。

ついに山頂へ。


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手ぶらで歩くことを最優先としたため、デジカメを持ってこなかったことが、本日の後悔点。

これらの写真はケータイです。


山頂でみんなでそばを食べ、わずかにみえる富士山を拝み、別ルートで下山。

その下りがまたしんどかった。

登りと別の筋肉を使うようで、また焦る気持ちからペースがあがり、足裏に刺激が走る。

木陰で暑さはあまりないものの、このへんからは足の痛みがしんどかった。

先輩の子供はあいかわらず元気。

すれ違う人たちとの挨拶が心地いい。


午後3時前。


ゴール。


往復で4時間くらいは歩いていた事になるのかな。

結構歩きました。

東京マラソンで42キロ走ったのに比べりゃたいしたことねぇだろ、なんてみんなに言われたが、たいしたことないわけないだろう。

非常にいい経験をしました。


家に戻り、寝不足からすぐに寝る。


中途半端に夜に目覚め、こうして日記を書いております。

ゆえに、冒頭の花火大会については、全く関知しておりません。

「謎の脅迫状が主催者あてに届き、実は中止でした」と嘘みたいなことを言われても、今は信じちゃいそうです。




来月には富士山を登ろうと企てている元部署のみなさま。

今日の高尾山企画はあくまでもその富士山を登るための練習と位置づけている元部署のみなさま。

今日、ぼくもその「練習」に、暇であるという理由だけで便乗してしまったがために、来月に来る「本番」への切符を手にしてしまいました(「おまえも富士山、来るよな?」と、当然来るかのごとく言われる)。


42キロ走るのと比較するまでもなく、そんな並大抵の気持ちと装備じゃ富士山は登れないでしょう・・・


まずは来る「本番」へ向けて、装備をそろえるところから始めないと。