8月5日。日曜日。
事務所にて仕事。
「今、目の前で泣いている人を救えない人間がね、明日、世界を救えるわけがないんですよ」という伊坂幸太郎さんの小説「砂漠」のせりふをなんとなく思い出した。大局的なことを目標に掲げるよりも、いま自分に与えられていることをコツコツとこなしていく、その積み重ねの先に未来がある。そういう考えはステキだと思うし、参考にしたい考え方だ。
- 作者: 伊坂幸太郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/06/29
- メディア: 文庫
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嵐の松本潤君が語ってる記事を見て、大人なことを言うな、と思った。「計算して進む感じではないな」・・・そう言われると、計算しようとする自分が邪道に思えて仕方なくなる。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120803-00000337-orista-ent
その一方で、人間には未来のために計画する能力があり、ただ無計画にその日暮らしを続けていたのではいけない。目標が計画をもたらし、計画が実行をもたらす。そういう考え方もアリだとも思う。相変わらず難しい二者択一だ。
結局のところ、目標を持つのは大切だが、そのためのプロセスをなにがなんでも計画通りに、とするんじゃなくて、予定外のことを受け入れながら(時には目標を軌道修正しながら)目標達成策を模索することが大事なのではないかと。難しいけど。
予定外を受け止められる、また、妥協すべきときに妥協できる、寛容な人間でありたい。