ペッパーズ・ゴースト

一日だけ帰省。電車内で伊坂幸太郎「ペッパーズ・ゴースト」の単行本を読む。2年前、発売直後に買ったのに、まだ読み終わっていない。この場合、読み終わっていないという表現は、正しくはあるけれど事実を正確に表現しきれていない。ちびちび読んでいるのだけれど読み終わらない、というのとはわけが違う。ほんの1割ほど読んで中断、あれよあれよと2年経った、そんな感じだ。積読というより、挫折・放置。この盆休みに読もうと思い、電車内のまとまった時間を使って読むことを再開した。

 

他人の未来を予知できる能力をもった学校教師の話に、猫を虐待する者を成敗する「ネコジゴハンター」の話が混じる。この話がどう収束するのか、楽しみ。・・・と2年前にも思ったはずなのに、すらすら読めないのはなぜか。咀嚼しながらゆっくり読むのが楽しいのだ、と前向きに捉えることにしよう。