江戸東京

1月16日。土曜日。

 

ちょっと用があって桜新町へ行った。道路の向こうにたくさんの人だかりがあって、なにごとかと思っていたら、恒例の世田谷ボロ市だった。実際に足を踏み入れたことはなかったので、人ごみは嫌いなのだけれど、どういうものを売っているのか見てみたいと思い、ちょっと歩いてみた。予想以上の人の多さに、細い道路をほとんど進むことができず、途中で諦めた。こういうタイミングでしか買わないだろうな、と思う、「ちょっと面白そう」なものがたくさんあって、多少購買意欲はそそられたけれど、だけどどうもこういうところでふと思い立って衝動買い、というところまでは、なかなかいかないんだよなぁ。

 

こういう、たくさんの人がひしめきあっている中でモノを買うっていうのが、どうも苦手。売り手のオヤジさんと意気投合、なんてことがあったら、人間味があって面白いだろうな、と思うのだけれど、なかなか実行はできない。江戸東京の人情文化に馴染めるオトナでありたいと願いながらも、それよりも早く千葉の自宅に帰ってのんびりしているほうが有意義な休日だと思ってしまうのだから、始末に負えない。

 

 

仕事で、新しいプロジェクトに挑戦したい、だけどそれが漠然としたイメージでしかなく、具体性を欠いているため、もどかしい。いままでやったことのない事業手法で、付加価値をつけたいんだと思うが、それが何なのか、それは模索中。江戸東京の人情文化を楽しめる暮らし。ただ住まいを提供をするのではなくて、そこに社会との接点になるような何かを、プラスしたい。