恵まれていると

11月15日。土曜日。

 

昼間まで仕事。事務所の屋上防水改修工事に立ち会ったあと、クライアントと金融機関で打合せ。これぞコーディネーターの仕事の醍醐味、と言えるような打合せだったけれど、なにぶん勉強不足もあり、担当者の話に完全についていけなかった。銀行マンは、お金を引っ張ってきてくれる救世主、という意味では、すがる思いで接しようとおもうけれど、見放されるときはホントにさらっと、できませんの一言で終わっちゃうから、がっくりする。とにかく、うまく進んでほしい。

 

打合せ後の喫茶店にて。クライアントから、「別にプレッシャーをかけるつもりはないんだけれど」と前置きされたうえで、「このプロジェクトにもし加われなかったとしたら、もう今後、家は建てないと思う。それくらい、『これしかない』と思った」と言われた。心にしみた。というか、刺さった。やばい、涙が出る、と思った。「これは頑張んなきゃまずい」と思った。そして、今日も休日返上で現場監理を進めているスタッフを思い出し、環境に恵まれていると思った。