段取り力

この言葉が示すものの重要性は分かってはいるものの、いざ実践となるとなかなか思うように行かない。それは「思うようにいかない」んじゃなくて「本当はその重要性を分かっていない」のかもしれない?だとすると相当やばい。この言葉が示すものが、自分の仕事のほとんどのウェイトを占めていること、これを意識しない限りプロジェクトが進まないということに、今更ながら気づきつつある。

 

段取り力―「うまくいく人」はここがちがう (ちくま文庫)

段取り力―「うまくいく人」はここがちがう (ちくま文庫)

 

天才だからできるということではない。努力しなくちゃできないことでもない。そして、仕事に限らずいろんな分野に転用できる。これを使わない手はない。

 

「頭の回転が速いですね」残念ながら、こう言われたことは今までの人生で一度もない。真逆は何回もあるけれど。もし一瞬で判断することができないのであれば。もし普段複数の仕事が頭の中をうごめいていて肝心の部分の記憶がなくなってしまうのであれば。もしいつも行き当たりばったりの打合せになってしまうのであれば。前もって周到な準備をして、本番の流れを頭に描いて、考えられるリスクを洗い出しておいて、本番であたふたしないようにする。こういう力を身につけたい。

 

料理にも、買い物にも、引越しにも、旅行にも・・・いたるところで人は段取りをしている。なにも特別な力ではないのだと理解しつつ、おろそかにしないようにしたい。