かぶれる、ということ

ヤフーニュースで、CoCo壱番屋がハウス食品の傘下になる、という記事を見た。もともと、ハウス食品から原材料の供給などを受けているのだということを初めて知った。それ以上の、難しいことは自分にはよくわからないけれど、ココ壱のカレーは美味しいし、いろんなトッピングが選べるし、辛さも量も調節できるし、とにかく好きで唯一無二感をもっていた私は、だから多少高くても、サービスを安売りしない店なのだと思い、腹を空かせて駅ナカの店に入って、500gを平らげてきた。そういえばここ最近行ってないな、とふと思い、昼間、思いっきり腹を減らせた状態で、駅ナカの店に入った。たまたまヤフーニュースを見ただけなのに、その記事に完全にかぶれたんだ。

 

 

SKE48のメンバーがたくさん写っているメニュー表を見て口元がゆるんでしまいそうになるのを隠しながら、ほうれん草ミックスのカツカレーをオーダーする。もちろん500g。サイドのツナサラダも、欠かせない。こうして、自分で選んだ、自分だけのカレーなのだ、感を抱かせてくれるCoCo壱のカレーが、好きなのだ。

 

 

職場で、交代制で昼飯をつくることがあるのだが、次に自分の番が来たらこういうカレーをつくろう、というアイデアが沸いた。メニュー表のオススメ欄にあった、蒸し鶏と根菜の和風カレー。今日オーダーしそこねたけれど、これをつくったら、イイのではないか、と。決め手はレンコンだ。いやいや、そもそも、蒸し鶏ってどうやって蒸すんだ?

 

 

なにかの情報から、ふと、あぁ○○が食べたい、というようにかぶれてしまうことが、よくある。「オトナの!」でマキタスポーツさんが言っていたけれど、「視野を狭く」って、意外に大事なのかもしれない。視野を狭く、一途に見たことで初めて得られる物って、ちゃんとあるんだと思う。