期待

5月23日。土曜日。

 

昼間、少し仕事。

 

本が好きで、捨てられないのだというクライアントに会う。たくさんの本から知識を吸収していて、それだけでカッコイイと思う。「もうどんどん本が増えちゃうんで、ダンボール箱でブックオフに売ったりして」なんて話になる。「あまりの買取額の低さにびっくりしますよね」(自分自身、これくらいかな、という想像を実際の買取額が超えた試しがない)「そうなんですよね」なんて会話が続く。みんな、思うことは一緒なんだな。

 

夜、帰宅後に、読まなくなった大量の本をスーツケースに入れて、ブックオフへ持っていく。冊数こそ、いままで売りに行った中で最高と思うくらいの量だったけれど、期待はしていなかった。それがよかったのかもしれない。思っていたより買取額が高く、ちょっとびっくりした。文庫が10円、新書が20円、単行本が40円くらいだから、だいたい本屋で買うときの値段の3%くらいか。そう考えると安いけれど、期待していなかった分、ちょっと得した気になった。そうか、何事も、過度に期待しない方がいいんだ。

 

最初は持っていくのが面倒で、家に取りに来てもらおうと思い、前の日にブックオフに電話をしたら、「●●日までは予約で埋まっております」という回答。そんなに出張買取って忙しいのか、とびっくりしながら、それを待つこともはばかられたので、今日、ちょっと重かったけれど、まぁ隣駅だしと思い、持っていった。そうしたら、15分くらいで査定が終わるというハイスピード。店員さんも親切だったし、直接持っていったほうがいいな、と思った。