誤報

12月29日。

 

実家にて。一日のんびりと過ごす。

 

ホントに久しぶりに見るテレビで、池上彰さんのわかりやすい説明と、北村弁護士の説得力のあるご意見を聞く。無条件で聞く人に安心感を与えるしゃべり方をする人を見るたび、すごいと思う。自分もそうしゃべりたいと思う。相手がどう聞くのか、それを聞いてどう感じるのか。それを意識しながら、しゃべる習慣をつけたい。

 

もともと、政治経済的な情報に対して苦手意識があることもあり、新聞は読んでいない。読もうと思い、毎朝駅の売店で日経新聞を買っていた時期もあったけれど、長続きはしなかった。なにかの本の受け売りだけど、そう毎日ニュースがあるわけでもないのに紙面を埋めなければならないということから、その内容にはさほど意味がない、という思いも、新聞を読まないことを正当化する言い訳だ。そこへきて、誤報だとかいう話を聞くものだから、「あっ、新聞で得る情報は必ずしも正じゃないんだ。だったらムキになって読むのもバカバカしいな」と思ってしまう。

 

でも、そうやって新聞から遠ざかるほど、こうしてテレビで池上さんが易しく解説することすらもチンプンカンプンになっていくのだとすると、ちょっと問題だと思う。

 

情報を得るための媒体としての新聞を100%信用するべきではない、ということであって、情報を遮断してしまうのは、良くない。