連鎖

こういう仲間がいたらいいなぁ、憧れるなぁ、といつも思うんです。で、その仲間にとって、自分もそういう存在だったとしたら、こんなに嬉しいことはないだろうなぁ、といつも思うんです。以前、自分はなにかを7年以上続けたことがなく、7年以上なにかの組織に所属していたことがない、と気づき、少しショックを受けたことがありました。小学校が6年。中学高校がそれぞれ3年。それぞれ剣道部は続けたけど、あわせても6年。大学が4年。前職が6年と2ヶ月。うん、いまだ7年は届かない壁。届きそうで届かない、この歯がゆさが憎たらしいんです。

 

彼らは、傍から見ても嫉妬するくらいステキなコンビなんです。お互いに信頼している感が垣間見れてすごく良い。星を眺めて夢を語りながら、お互いがお互いのパンツを履いていた、なんて笑い話、いいじゃないですか。

 

「息抜きは死ぬときにとってある」「寝るのも嫌なんですよ、もったいなくて」そんな仕事人間に私もなりたいんです。でも身体がそうは言ってられないんです。「曲ってのは、つくってしまったら、もう人のものなんですよ」「聴いてる人が育てる、というのがベスト」そういってくれるから、私は好きなように聴いて、自分の中で、この曲はライブでラストにくる絶頂曲だな、であるとか、この曲のコーラスをライブで観客が歌ったら鳥肌たつだろうな、とか、勝手に妄想できるんです。

 

Youtube より ラジオ bayfm 「with you」SUGIZO&真矢  2013/11/12

http://www.youtube.com/watch?v=3lha3rdxKAs

  

  

瞳を閉じれば あなたが
まぶたのうらに いることで
どれほど強くなれたでしょう
あなたにとって私も そうでありたい
(レミオロメン「3月9日」2004)

 

「こういう仲間がいたらいいなぁ、憧れるなぁ、といつも思うんです。で、その仲間にとって、自分もそういう存在だったとしたら、こんなに嬉しいことはないだろうなぁ、といつも思うんです」そのことをぼんやり考えてたところ、このステキな歌詞がふと思い浮かびました。もし自分が相手に対して抱いている気持ちを、相手も同じように抱いているとしたら、気持ちがつながったことになります。もう3月。(強引だけど)もうすぐ9日。

 

上手くはいかぬこともあるけれど
天を仰げば それさえ小さくて

 

この歌詞にどれほど励まされたことでしょう。なんだ、「上手くはいかぬこともある」のは自分だけじゃないんだ、という至極当たり前のことに気づかせてくれるのが、歌詞の力。曲の魔力。ライブ映像を観て、観客の歌を聴いて、即涙腺がゆるんだ私はそう、極度の泣き虫であります。  

  

ある人が他人を支える。その支えを受けた人が、また別の人を支える。ある人の人生が、別の人の人生の1ページをつくり、それがまるでドミノのように連鎖していく。お互いが良い関係だから、その良さが他にも連鎖していく。そういう付き合いができるといいなぁ、と思います。おおげさに言うと、自分のささいな動きがきっかけとなって、すべての世界の出来事が起こる。人生とは、そういうものなのかもしれません。

   

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