Season10-5 消えた女

シーズン10 第5話 「消えた女」


東京ビッグシティマラソンの事件(相棒‐劇場版)で知り合った守村やよい(役:本仮屋ユイカ)が特命係を訪ねてきた。そして、不思議な体験をしたと相談を持ちかけてくる。なんでも、ホテルのロビーでの仕事中に偶然知り合った女性・山原京子と連絡がとれないという。帰りのタクシーに忘れていった社員証を会社に届けても、そのような名前の社員はいないと言われてしまう。山原京子はいったい何者なのか?右京と尊がその行方を追う。


同じころ、やよいが山原京子と出会ったホテルで殺人事件が起きる。被害者はリネン室の中で複数個所を刺されていた。ホテルの宿泊者名簿を見ると、そこにあるはずの山原京子の名前が見当たらない。「山原京子」が偽名であること、また、その時刻に唯一女性の名前でチェックインしていた宿泊客の部屋と殺害現場がすぐ近くであったことから、右京は山原京子が事件に何らかの形で関わっているのではないかと推理する。


山原京子が住んでいると言っていたマンションに向かうが、そこには別の住民がすんでいた。また、右京が再度山原京子が勤める会社に行くが、やはりそのような社員はおらず、社員証も偽造ではないか、と言われる。しかし、社員証を偽造されているにもかかわらず、警察に届け出ないのはおかしいと疑問に思った右京は、得意のカマかけ作戦でその嘘を暴く。


一方、一人で山原京子の行方を追うやよいは、出会ったホテルで偶然男を見つける。山原京子の会社に行った際に対応した男だった。やよいはその男を追うが、歩道橋上で突然後ろから突き落とされて、けがをしてしまう・・・


やよいは山原京子と別れる際に携帯の空メールを受け取っていたが、そこには何者かがリネン室に死体を運んでいる様子が写っている動画が添付されていた。犯人はやよいの携帯を奪おうとしていたのだ。はたして犯人は?そして山原京子の正体は??



まじめで正義感が強く、時としてそれが裏目に出て暴走してしまう守村やよいが久しぶりに登場する今作。


偶然巻き込まれてしまったやよいのおかげで、殺人事件が解決します。


人材派遣会社が裏で高級娼婦を派遣していたという、あまり品のないからくりでしたが、その高級娼婦が偶然事件を目撃してしまい、立場をこえて警察に通報しようとしたところをみると、「山原京子」は決して非難されるような人ではなかった。


ラスト、やよいに対して言った一言が、それを証明しています。


一回では理解できず、ちょっと難易度の高いストーリーだったけれど、最後は少しホッコリしました。


「大事なことを教えてくれた」と右京を慕い、真相を確かめようとするやよいがカッコ良かった。