コーヒー豆がない

自宅に常備しているコーヒー豆がなくなった。先週のたねまめマルシェで美味しくて買ったほたる珈房さんのコーヒー200gも、もう終わってしまう。なので昼間、コーヒー豆を買いに出かけた。200gのコーヒー豆を3袋。1か月分まとめて買おうとすると3袋は必要になる。年末年始を挟むと足りなくなった時にすぐ買えない恐れがあるから、本当は4袋買うと安心だ。ただまとめ買いしすぎると、自宅に「ある」ことに安心して、そうでない時よりもがぶがぶ飲んでしまいそうで怖い。3袋でおさえるつもりで、いつものカフェに行った。

 

持って帰ってきたコーヒー豆を豆缶に移し、高ぶる気持ちを抑える。これでしばらくコーヒー欠如にそわそわさえられることはないだろう。とはいえ、毎晩飲むことが当たり前になってしまうとそれはそれで困る。依存と変わりないことだと思う。だから、もう何度も自分に言い聞かせていることなのだけれど、3日に1日とか、それが無理ならせめて1週間に1日とか、コーヒーを飲まない日を意識的につくる。そうしないと、「コーヒーがないと生きられない暮らし」に本当になってしまう。そんな暮らしは、したくない。

 

前から「NO MUSIC NO LIFE」とか、「○○(推し)に会えないと生きている気がしない」とか、そういった言葉で自分の人生を表現することに抵抗を感じていた(まぁ気持ちは分かるけれど)。音楽がなくなることで消えてしまう命なんて、もろくて仕方ない。たとえ好きであっても、それが仮になくてもなんとか生きていけるタフさを身につけようと意識を変えた方が、生きやすいだろうに、と。好きな対象には深くのめり込みつつ、仮にそれがなくなってもそこそこ快適に暮らせるように自分の身体をつくっていく。そんな心構えでいようと決めたのは、比較的最近のことだ。なにせ、「今まで当たり前だと思っていたことが簡単になくなる」ということを、実際数年前に思い知ったのだから。好きなロックバンドのライブに行きたくても行けない、なんて事態に簡単に陥ったのだから。

 

大好きなコーヒーに対しても、大好きであるがゆえに、依存せず、適度な距離感を保つ努力をする。「過ぎたるは及ばざるがごとし」という言葉が示す教訓に、賛同する。