先週久しぶりに会った大学時代の仲間と、食事。偶然の再会を祝いつつ、彼の仕事の話を聞いた。今の職場を辞める決意をし、これから有休を消化していくのだという。次の仕事の目途はすでにあって、それは採用が決まっているわけではないものの、チャレンジしようとしているのだという。
「自分の選択を正解にしていく過程こそが人生だ」ひょんなきっかけで不動産業者から言われたという格言を、別れ際に聞いた。その人にとって客観的な正解があるわけではない。自分で選んだ道を、自分の力で正解にしていくのだ。「いいことを言うよね」と言われ、本当にそうだと思った。
自分もこれからの道を、どうしたら自分にとって良いかを考えては悩み、苦しむことがいまだにある。それは自分にとって正解なのだろうか、と。しかし、たった一つの正解を探し出そうとするのではなくて、とりあえず選んだ道を、後で「正解だった」と言い張れるように、自分でつくりあげていく。その過程こそが人生だ、ということを、彼の言葉から学んだ。