深く呼吸

三連休最終日、今日こそはジョギングをと思いながら昼過ぎまで家を出られずにいた。このままぐうたらしていたらまずい、と午後、意を決して腰を上げた。

 

久しぶりに駒沢公園を一周走った。まだ暑い日が続くというのに、ランナーがたくさんいる。なかなかのハイペースで走る女性ランナーが前にいたので、その背中を追うように、走った。

 

いままで自分はジョギング中の呼吸が浅かったことに気づいた。意識して深く息を吸い、吐くことを繰り返すと、心なしか体が軽くなり、早く走れるような気がする。たくさんの空気を吸いながら、同時にエネルギーを体内に入れるようなイメージだ。走る足にあわせて、大きめに息を吸い、大きく吐く。それを繰り返していたら、前を走る女性の背中が近づいてきた。呼吸だけでこんなに違うのか。もっと早く気づいていればよかった。

 

とはいえ、1周走り終えるころには足が重くなり、息もあがっていた。帰りは自宅まで、ゆっくり歩く。この距離のジョギングを日課にするのはまだハードルが高い。それでも、深く呼吸しながら走ることが有効であると気づけたのが、今日の一番の収穫だった。