霞を食べ、光を飲む

 

仕事仲間の紹介で知り合った方が、2作目の自費出版ZINEを発表した。自身の内面から湧きでるものを飾らず、つくらず、嘘をつかず、隠さずに文字にする姿勢に、1作目を読んで以来ずっと感銘を受けている。その貴重な2作目を献本いただき、昨日届いたので、さっそく読み始めた。短いエッセイをひとつひとつゆっくり読みながら、相手の言葉をきちんと覚えて文字にできることのすごさを感じるとともに、こんな素敵な言葉を手繰り寄せるなんて、きっと素敵な方なのだろうなあ、と思わされる。

 

自分の心に去来したことをエッセイという形で刻み込めば、後に振り返って「あの頃はこんなふうに考えていたんだ」とほくそ笑むことができる。それが、私がブログを書き続ける理由の一つだ。こういうきれいなエッセイを読むと、自分の書くという行為へのモチベーションが強化されて、考えるという行為にもっと力を注ごうとムズムズしてくる。

 

さて、明日からまた1週間、頑張ろう。それだけじゃなくて、頑張る時間のその隙間に入り込んでくる些細な「光」を、見逃さずに受け取れるような感受性を持たなければ、と思う。

 

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