濃密な二日間

今週末は濃密な二日間だった。

 

26日はたねまめマルシェへ。久々の開催で、これまでたねまめの一ファンに過ぎなかった自分が、出店者の立場で携わる機会を得た。オリジナル作品を展示販売する作家さんや農家さん、お菓子屋さんが多い中、本を売るに過ぎない自分が入って良いのだろうか、と心配は尽きなかった。ただせっかく誘っていただいた以上、自分にできる本の紹介の仕方で楽しもうと思った。「セレクトがいいよね」と声を掛けてもらえたことがとにかく嬉しくて、よし、続けていこう!という気持ちになれた。

 

27日は行徳のCaffe Nilで月に一度の出張本屋。前日に車で実家に一度帰り、朝、実家から直接向かうという、ちょっとハードなスケジュールだった。午前中は特にあたたかく、本を読む目が重たかった。この心地良さが読書の醍醐味だ、ということが伝わればそれはそれで良いのかなと思い、半分接客そっちのけでウトウトしていた。

 

並べている本について質問され、答えられずにオロオロした。紹介する本の全てを読めるわけではないのだと認めつつ、それにしたって、最低限その本の大枠だけは知っていないとまずいだろう、と反省した。何百冊と売っている大型店の書店員とは違うのだ。

 

帰宅した頃には夜になっていて、久々の長距離運転の疲れがいま、現れている。都内で車不要の生活に、ずいぶんと慣れてしまったようだ。