街のパン屋がそこにあるように

朝、走ることができなかったので、仕事から帰ってきたあと、夕方少しだけ走った。降り出してきた雨は結局強くはならなかった。このところ天気が良く、照りつける太陽が木々に日光をたっぷり与えているようで気持ちも晴れやかだった。そんなところの曇り空でやや気分が下がる一方、恵みの雨のようにも見えるので結果オーライだ。

 

短い距離でも、ゆっくりでも、できる限り毎日走ろうと思って1か月くらい経つか。途中何日かサボった日もあったけれど、一応は続いている。でも1か月では続いているとは言えない。年単位で続けるつもりだ。

 

とはいえ走る距離は決して伸びない。走ることが身体に馴染んでいる実感はあるものの、足を止めるポイントはそう変わらない。続けるというのは、つまりはそういうことなのだろう。身体が成長しているという感触が得られないまま、途中これでよいのだろうか、と不安にもなりながら、それでも続けたその先に、結果があるのではないかと思っている。

 

コース上にある、自宅近くの街のパン屋を走りながらちらっと覗く。街のパン屋が毎日そこに「ある」のと同じように、自分もそこを「走る」。そんな風景を当たり前の毎日にしたい。