翔んできた

今週のお題「特大ゴールデンウィークSP」

 

ここへ来てようやく「翔んで埼玉」を観た。別に避けてきたつもりはない。世間の評判を聞いて過度な期待をし、そうでもなかった、と思うのも嫌だったし、なにも映画館でなくても、映像化されたときに観ればいいやくらいに思っていた。今日、まぁせっかくの機会だし、時間はたっぷりあるしと思い、久しぶりに映画館へ。どれだけ埼玉県が虐げられようと、まあ娯楽の範疇だし、イコール埼玉県民が虐げられるというわけでもない。

 

観て、予想以上のスケールの大きさ(と随所にちりばめられるバカバカしさ)に、大いに笑い、感動し、映画館で観て良かったと思った。自分が埼玉出身であることをもっと誇ろう。郷土愛を持とう。堂々としていようと思った。

 

いや、別にいままで埼玉県民であることを隠したことはありません。恥ずかしいと思ったこともありません。千葉県をライバル視したこともありません。東京都民でありたいと思ったこともありません。実は縁あって来年東京に住むことになりますが、待ちに待った東京都民ダー!というわけでは決してありません。これと言ったものがない、と言われてしまえばそうかもしれませんが、その「これと言ったもの」で競って県に優劣をつけるという発想があまりない自分は、はたして競争心がないノーテンキ男なのか?

 

いろいろな星があってはじめて、夜空が輝く。お互いがお互いを認め合えればそれで。何気なくきれいなことを言うGACKTによって誇張された感はあるものの、本当にそうだと思う。自分も、多様性を認められるようでありたい。自分の、強さだけでなく弱さを、誰より自分自身が認めてあげるようでありたい。そうやって無理やりこじつける。