食べたものが身体をつくる

食べたものが、明日の自分をつくる。いまの自分の身体は、いままで食べてきたものの栄養素の蓄積なのだと思うと、おのずと食べるものにも慎重になってくる。以前はさほど気にしなった。何食べたって死にはしないし、たくさん食べれば身体も大きくなる、と。そして、食べるものを気にしている他人に、そんなこと気にしたって仕方ないだろうに、と偏見の目を向けていた。その偏見の目が今、自分にブーメランになって返ってきた。

 

食べたものがその日の体調に影響するのだと実感したのは、ここ数年でのことだと思う。きっかけは、たっぷりラーメンを食べた翌日に気分が悪くなったことだ。100パーセントラーメンのせいというわけではないのだろうけれど、体調不良の原因のひとつであるのは間違いない。ファストフードを避けるようになったのも、このころからだ。マクドナルドには、もう1年単位で行っていない。以前は大好きでよく食べていたけれど、いまは食べたいと思えない。牛丼屋にしても、チキンにしても、そば屋にしても、注文した30秒後に出てくる食べ物とはいま、距離を置いている。

 

それで自分の身体がどうなるかは、分からない。でも、いままでの身体の不調の原因が、そうしたファストフードにあるのだとしたら、それを改善して、人がつくったものを食べて、力を発揮できる身体をもちたい。食べたものと体調が密接にかかわっていることを肌で感じる今だからこそ、気にしすぎだよ、とか、死にはしないよ、とか、我慢する方が身体に悪いよ、とか言われようとも、気にするようでありたい。

 

 

しばらく静まっていた腰の痛みが、またやってきた。あの時と同じ、いやな感じだ。完治までの期間を思うとそれだけで気が重くなる。なにか身体によくないことをしたか?最近は食べ物にだって、その量にだって、注意していたじゃないか。注意力が足りないってことか。食べ物だけじゃなく、姿勢だとか、適度な運動だとか、ストレッチだとか、そういうことも大切なんだろう。神様がくれたであろうこの試練を、身体をこれまで以上にいたわってあげることで、乗り越えたい。