エレファントカシマシ

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きっかけは、クライアントからの相談だった。去年からチケットをとっていて、楽しみにしていたライブに、どうしても行けなくなってしまったという。だから代わりに、好きで、行ける方をご存じないですか?と。

 

それがエレファントカシマシの、それもデビュー30周年記念ツアーのファイナル、さいたまスーパーアリーナでのライブと知り、自分から名乗りをあげたのは、彼らのかっこよさを間近で体感したいという気持ちがあったからだ。もちろん彼らのことはテレビでよく知っている。名曲もたくさんあるし、去年の紅白歌合戦でひと際輝いていたのをこの目で見て興奮した一人だ。ストレートな声がストレートに耳に入り、心臓をゆさぶる。そんな彼らの音楽を、実際に肌で感じるチャンスだと思った。

 

 

正直、知ってる曲は数曲しかなかったから、始まる前は心配もあったけれど、席についた途端に緊張が押し寄せ、不安は興奮に変わった。高鳴る鼓動。誰のライブであれ、この始まるまでの時間が自分は好きなのだと再認識した。

 

ライブはもう、圧巻。初っ端の曲のそのリズムに、初めて聴く曲であるにもかかわらず心地良さが身体を支配する。

 

この世を統べているのは心 行け とりあえず 飛び込め

(エレファントカシマシ/RAINBOW)

 

「なんだよそれ」とつい言っちゃうくらいテキトーでゆるいMCがまた良い。いらぬ肩の力を抜いてくれる。「お前らいい顔してるぜ。いいオーラ出てるぜ。よく見えないけど」本当に面白い。チケットを譲ってもらえた幸運に感謝した。

 

悲しみの果てに 何があるかなんて 俺は知らない 見たこともない

(エレファントカシマシ/悲しみの果て)

 

どんなに自分にとって悲しいことがあっても、その果てには素晴らしい日々があるのだ、と思わせてくれる大事な曲だ。

 

愛する力を求め続ける勇気を 本当の姿を 見つける旅へ行こう

(エレファントカシマシ/あなたのやさしさをオレは何に例えよう)

 

メンバー紹介を挟むこの曲の威力に圧倒される。エレカシはこれだなぁ、と思った。

 

この日を機に、自分の大好きなバンドに彼らが加わった。6月にはニューアルバムが出ることが発表された。これは楽しみ。