天王洲のストリートマーケットを知り、気になるお店がいくつかあったので、遊びに行ってきた。浜松町から東京モノレールで天王洲アイルへ向かう。浜松町に来たの、何年ぶりだ?天王洲アイルで降りたのなんて、初めてじゃないか?
運河沿い。生コンプラントの隣。という特殊な立地であるにも関わらず、多くの人が来ていてびっくりした。ダクトや床の墨出しがそのままという無骨な倉庫内に、たくさんのお店が集う。骨董系が比較的多かったか。ここへ来なければ出会わなかったであろうお店がほとんどで、刺激的だった。
新築だけでなく、既存建物を活用して新しい価値を生み出す企画を目にするたびに、すごいなぁと思う。自分もそういう企画をすることにあこがれるから、なおのこと嫉妬する。嫉妬して、「はいはい、すごいすごい。敵いません」と自棄にさえなり、いち消費者として十分に楽しめない。消費者目線で楽しんでみることで、気づくこともあるだろうに。
その一方で、これがこの先、永く価値を提供し続ける企画であり続けるだろうか、という心配もある。一度は楽しめるものの、すぐに飽きて廃れてしまうのだとしたら、それは企画として失敗だと自分は思っている。正直に言うと、刺激は強かったものの、また何度も行きたいとは思えなかった。「同じ感性をもつひとが集う」のは良いけれど、その感性が毎回同じだったら、異なる感性のひとが寄り付かない。公式HPのフィロソフィーで言っているように、回を重ねるにつれて、集まるお店やその雰囲気も流動的で成長するようなマーケットでいてほしい。