上野公園の記憶

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 美術館巡りで上野へ。国立西洋美術館の北斎展と、東京都美術館のゴッホ展。怖い絵展をやってる上野の森美術館には、130分待ちの行列。その異様さに気圧され、諦めた。行列嫌いな自分には、こういうとき我慢して並ぶ耐性がない。

 

北斎展では、西洋の画家が少なからず葛飾北斎の影響を受けているということがよく分かった。西洋の画家と北斎の浮世絵とを比較するように展示されていた。モチーフやアングルがぴったり。そうやって比較しながら見ると、異文化の人は日本の絵のこういうところに関心を持つのか、という気づきが得られる。

 

ゴッホ展では、北斎展と繋がっているんじゃないかと思うようなシンクロがあった。北斎の浮世絵もあり、それに影響を受けたゴッホの絵が並ぶ。確か、北斎展にもゴッホのバラの絵があった。立体感のある油絵だった。あっという間に出口まで来たという感じだったので、そのあとふと立ち寄った写実展も負けず劣らずのインパクトだった。写実絵の方が実は好きなのかもしれない。見ていて、その迫力に正直に感動できる気がする。

 

上野公園を歩く。初めてではないはずなのだけれど、以前いつ来たか思い出せない。あれは何の時だったか。あの時も確か、すごいことをする大道芸人に腰を抜かしたと思う。その大道芸人のパフォーマンスは今日も健在。随所で見物人を爆笑させながら、すごいことをやってのける芸人に、これからもこの場を盛り上げていってほしいと願う。