BREATHE

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久しぶりにギターを手に取っては、新しい曲を覚えるでもなく、ただ思いつくままにぽろぽろと弾いて、ぽっかりと訪れる祝日を過ごした。新しいフレーズを覚えよう、という意欲は徐々になくなりつつある。それよりも、これまでに覚えたものを、より上手に弾けるようになれたら、という気持ちの方が大きい。今日だって、気づいたらいつもの間奏のアルペジオを弾いただけで、満足していた。

 

 

大学時代は、どうやって練習していたんだったっけか。定期演奏会前は、毎日講義終わりにサークルに顔を出し、楽譜とにらめっこをしていた。あのころはいまよりも記憶力も良く、覚えるスピードも速かっただろうから、昨日よりも今日、今日よりも明日、というようにどんどんレベルが上がっていく実感が持てて、楽しかった。ひとりでただ何の目標もなくやっていたのでは、絶対に上達できなかった。仲間がいて、ゴールがあって、あの空気があったから、できた。あの頃は、自分の将来について何も考えていないノーテンキな時期だったけれど、何も考えない代わりに、呼吸をするようにギターを弾いていたんだ。

 

 

いま、これ以上大きな音を出したら隣家からクレームが来るのではないかという心配もあるし、先述のとおり、新しい曲に挑戦しようという気概がなくなってしまった。だから必然的にギターを抱える頻度も少なく、気づくとボディにホコリをかぶっていたりする。それでも、卒業してからいままで手放すことなく手元に置いてきた大学時代の相棒への愛着は変わらない。

 

 


LUNA SEA GUITAR SOLO INSTRUMENTS 2 03. BREATHE