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いまこれを、読んでいる。発売したのを見計らって急いで楽天ブックで買って。だってほら、買おうと思って本屋に行っても店頭になかったら、困るでしょう?

 

グラスホッパー」「マリアビートル」に続く殺し屋小説第三弾。と、それを聞いただけでも買う理由としては十分なのに。今度の殺し屋「兜」は家庭をもつ恐妻家。その突拍子もないキャラ設定が面白く、読み始めてもいないのに勝手に面白い結末であると思い込んでいる。抜けてるんだけど、依頼をこなすときは淡々と。そのギャップがほんとに面白い。

 

ちょっと大きい単行本を手に、電車に乗る。文庫本のときのようにスマートには読めないけれど、これもまたいい。もうおれ、買っちゃったぜ、と言いたいところだったけれど、自宅前のいきつけの本屋にも、夕方立ち寄った有楽町の三省堂書店にも、たくさん平積みされていて、拍子抜けした。彼の新刊だし、当たり前か。