たねまめランチ

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相模原にある古民家カフェ「たねまめ」に行ってきた。壁面本棚をつくってくれたnikomさんとの出会いがきっかけで知ったこの古民家カフェでは、月替わりの手作りランチを食べることができる。人数限定のこのランチ、いつも予約でいっぱいになるのだとか。その理由が、今日ランチを食べて分かった。美味しすぎる。

 

平屋の木造住宅を改装して、といっても雰囲気はそのままにしながら、和室を広げてちゃぶ台を置いて、座ってご飯を食べる。梅や杉、そしてサルスベリと、たくさんの木々が並ぶ庭を眺めながら、ものすごいゆったりとした時間が流れる昼間を、のんびりと過ごした。久しぶりに会った家具屋さんとの会話も弾む。

 

蔵書票をつくってくれた「久奈屋」さんが10周年を前にいままでを振り返る個展があった。ていねいにつくられた手作りの紙文具は、見ているだけでも心が落ち着く。さまざまな言葉をモチーフにしてちりばめた小説を、じっくり読む。言葉の選び方が丁寧で、頭に不思議な雰囲気の世界が広がるイメージ。この独特の雰囲気が、久奈屋さんを的確にあらわしていると感じた。

 

後半はDJ HaYaKaWaが加わり、レコード鑑賞タイムへ。こうしてDJ演奏を生で聴いたのは、初めてではないか?その選曲のセンス、幅の広さに驚いた。レコードなので、当然リアルタイムで聴いていない昔の曲がすべてなのだけれど、普段例えばテレビで流れているのを聴いても特に何も思わない曲でも、こうして意識して聴くと、いい曲だなぁと気づく。これも、場の力なのか。

 

人が集まる場所。クリエイターが自らを発表し、それを受け取る場所。特に何も考えずに自分だけの時間を過ごす場所。自分にとってのそんな場所はここだ、と言えるとは、なんて贅沢。定期的に行きたいと思える場所がまたできた。ちょっと遠いけれど。

 

tanemame.bitter.jp

 

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