編集すること

「オトナの!」が終わってしまうのだと知って、これでまた楽しみなコンテンツがなくなってしまうのかと、悲しい気持ちになった。スポンサーを持たず、制作費がない、独立採算番組だということを、プロデューサーの本で知って、だから面白いんだ、と思った。呼びたい人だけを呼んで、好き勝手にしゃべる。その話の中には、仕事にも、遊びにも、活用できる力のようなものがちりばめられている。

 

最後のゲストが松岡正剛さんというのがまた、このシブい番組にぴったりだ。まるで図書館のような編集工学研究所。あらゆる知が集まるライブラリー。こんな空間が赤堤にあっただなんて。こうやって知を集積して、少しづつ自分を形成していきたいと思う。

 

「まったくなにもない状態から世界へ向かう」ということが、足りない。ゼロから仕事をつくっていく、その過程が「編集」なのだとすると、決して「自分には関係ないや」とはならない。さまざまな要素を組み立てていって、ひとつの仕事を成功に導く「編集者」でありたいと思う。

 

成功の神はネガティブな狩人に降臨する――バラエティ的企画術

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