自分の仕事は自分で探せ

METAFIVEというバンドがいまアツい、ということで、「オトナの!」きっかけで聴くようになった。メンバーがすごい。正直、テクノは疎くて、コーネリアスも電気グルーヴも全然聴かなかったけれど、名前くらいは知っている人たちだ。彼らが、みんながみんな曲をつくって発表できる人たちが、集まって、音楽をつくる。なんか難しい曲なんだけれど、地味に何度も聴きたくなるような、カッコイイ曲だ。

 

ユースケさんもインフルエンザでダウンしているのだとか。どうやらいまかなり流行っているらしい。そこへきて、そろそろ花粉症の人にはつらい時期にもうなっているらしい。なんともないバカには(よくうらやましがられるが)ちょっと寂しい、休む口実のない自分がちょっと悔しい、時期だ。

 

そこで急遽登場した番組プロデューサーが面白くて、実はTBSのすごいプロデューサーなのだと知り、企画に関する本を出していることを知り、つい買ってしまった。新しい価値をつくりだす、企画の参考にしたい。

 

成功の神はネガティブな狩人に降臨する――バラエティ的企画術

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会社に企画を採用してもらおうとするのではなく、やりたい企画を実現できるような規制をつくってしまう、という発想。どうしたら自分のやりたいことが実現できるのかと思いあぐねている人にとっては、まさに逆転の発想だ。まだ読み途中だけれど、無理に「認めてもらおう」と力まずとも方法があるのだ、ということに、いきなり気づけた。

 

「オトナの!」にはいわゆる制作費がなく、番組スポンサーがないのだとか。制作費をかけなくても、視聴率をとることを第一に考えなくても、呼びたい人を呼んで、オトナとはなにか、へのヒントにたどり着くようなアツい話が聞けるのだから、番組って面白い。

 

「自分の仕事は自分で探せ」METAFIVEの動かし方について砂原さんが言っていて、いとうせいこうさんは「中小企業かよ」と笑うけれど、それってすごく大事な、真っ当なことだよな、と改めて思う。企画をする、というのはまさにそう。頭に描いていることを、どうやったら実現できるか。どうやったら仕事へと昇華できるか。これを考えることが、オトナであり、社会人なんだろうな、と思うのだけれど、どうもまだまだ自分の仕事を自分で探せていないなぁ、と辛い気分で、月曜日、また新しい一週間を迎えようとしている。